10年間年率20%以上の私が株価分析 【7203トヨタ自動車】

今回の記事は、日本を代表する会社

7203トヨタ自動車の銘柄分析をおこなった結果を記事にしました。

記事の内容に入る前に、

まず、私の簡単な自己紹介をさせていただきます。

 

投資歴は今年で10年になり、バリュー株投資を投資法として採用しています。

過去の平均の投資成績は複利ベースで20%以上をキープすることができています。

それも企業の実態価値以下で購入するバリュー株投資を徹底してきたおかげかなと思っています。

その意味では、以下の私の銘柄分析もある程度信憑性を持っていただけると思います。

ただ、必ず推薦した投資対象が成功するとは限りませんので、投資にあたっては自己判断で行っていただきたいと思います<(_ _)>

なお、私に興味のある方は、投資している銘柄&成績もこのサイトで公開していますので、よかったらそちらも見ていってください。

では、さっそく本題ついてお話していきたいと思います。

 

会社概要

 

  1. 7203トヨタ自動車は言わずと知れた自動車製造会社。その規模は世界首位級。
  2. 時価総額は、約22兆円(執筆時点)、株価は約6,890円の大型株
  3. 主な指標:PER=9.0倍、PBR=1.0倍、配当利回り=3.1%

 

総括

  • 日本を代表する大企業で、国内シェアは4割を超える。
  • 株価の変動が大きく期待できる景気敏感株に分類されるが、超大型株のためプラスマイナスで株価変動は少ない
  • 単純な指標面は適正、配当利回りは良程度

指標面では適正のように見えるが、本当に適正価格なのか以下の業績・資産面で分析していき、投資妙味はあるのか判断したいと思います。

 

業績は?

それでは、まずはじめに業績面を確認していきます。

過去3年の業績→問題なし

過去3年の業績は以下のようになっています。

(百万円) 17.3 18.3 19.3
売り上げ 27,597,193 29,379,510 30,225,681
営業利益 1,994,372 2,399,862 2,467,545
経常利益 2,193,825 2,620,429 2,285,465
純利益 1,831,109 2,493,983 1,882,873

 

  1. 3年間の業績は増収増益傾向で問題なし
  2. 経常利益が営業利益より多い=有価証券による配当収入
    ※通常、営業利益のほうが経常利益より多い
  3. 営業利益率は8%台と優良な数字。

 

と、ここまでは誰でもアクセスできる情報です。

 

では、ここから私の見解を述べていきたいと思います。

 

私の見解

 

まず、自動車業界というのは、5年~10年のスパンでみると業績に波があります。

 

これはある意味当然で、好景気の時には車は売れて、不景気の時には車は売れないからです。

 

そして、経済というのは必ず波があって好景気、不景気が繰り返します。

 

ですので、好景気がずっと続くというのはまずあり得ません。

 

実はここがミソで、先ほど直近3年の業績は増収増益傾向で好調だと言いました。

 

つまり景気の波で言うと、好景気であったと言えると思います

 

ここは一般の人にはあまり実感がわかないかもしれませんが、

 

アベノミクスで富裕層が潤ったのはたしかで、景気が上向きの状態であったと言えると思います。

 

そうすると、好景気の後には不景気が来ますから、今後は不景気になる可能性が高いと言えると思います

 

いつになるか?はわかりませんが、

 

2008年リーマンショックの頃が完全な不景気だとすると、2012年頃から景気が上向きになり、2019年はそろそろ不景気入りかなと思います。

 

特に今年は消費税増税があります。

 

一般的に増税は景気のピークのうちにやるという経済の基本を知っておくと、(不景気の時に増税したらだれも物を買わなくなってさらに不景気になりますので)、

 

そろそろ不景気だなと予測できるわけです。

 

で、話は戻りますが、そうすると自動車業界は今度売上、利益ともに下落あるいは横ばいの時期になる可能性が高いと言えます。

 

利益が下がると、当然ですが株価も下がります。

 

自動車業界の株は大企業で安定してそうだからという理由で買う人が多いと思いますが、

 

実際は業績の波が激しく、株価の変動も激しいため長期保有には向かない種類の株と言えます。

 

ただし、将来の予測についてはかなり難しいので、私の意見はうのみにせず一意見として参考程度にしてください。

 

資産は?

では、業績について分析したところで、

 

今度は同社がどれほどの資産があるのか資産面を見ていきましょう。

 

正味流動資産

 

同社の貸借対照表をもとに、現金同等物と負債の内訳を下記に記しました。

合計額は現金同等物から負債を差し引いた金額になります。

 

内訳

現金:5兆2287億円
受取手形:9兆4119億円
有価証券:8兆0671億円
負債計:▲31兆3789億円
合計:▲8兆6712億円

 

同社の資産状況を調べた結果、

流動資産から負債の合計をすべて差し引くた正味流動資産が▲8兆6712億円ということがわかりました。

 

なお正味流動資産の考え方についてわからない方はこちらの記事を参考にしていただきたいですが、簡単に言うと、

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どれぐらい現金をもっているかを知ることができます。

 

トヨタ自動車の場合は、▲8兆6712億円ですので、負債のほうが現金よりも多いということになります。

 

これが何を意味するかというと、

 

仮にトヨタ自動車を時価総額22兆円を払って買収したとすると、

 

毎年2兆円の純利益が入ってくるビジネスを手に入れられるが、8兆円超の負債ももれなく付いてくるという意味になります。

 

単純計算すると、11年待ってやっと買収した金額と同じ利益を回収でき、8兆超の負債は、さらに4年かけて返していかなければならないということになります。

 

どうですか?割のいい投資のように思いますか?

 

実際には、最低でも減価償却分くらいは再投資に回さないと、ビジネスは衰退していくので、もっと回収期間が延びることになります。

 

さらに言うと、このビジネスは毎年の利益が変動しやすいビジネスなので、いつも2兆円が入ってくるわけではありません。

 

私の意見では、そこまで割の合わない投資とは思わないが、さして割の良い投資とも思いません。

 

逆に言うと、割の良い投資はもっとたくさんあります。

 

特に個人投資家の立場で言うと、このような大型株に投資をしても得られるものは少なく、

 

本当に自分の資産を形成したいならもっと割のよい投資に資金を向けるべきです。

 

このような大型株は、多額の資金を動かす機関投資家のための株と言っていいでしょう。

 

 

まとめ

 

7203トヨタ自動車は、現在、適正価格で買える株ですが、不景気に入ると株価が急落する恐れがあります。

 

投資案件としてはそれほど魅力があるというわけでなく、

特に資金の少ない個人投資家にはおすすめできません。

 

ただし、株価の上下はどうでもいい、配当だけもらえればいいという方にとっては、適正価格で買えるのでそこまで悪い投資ではないと思います。

 

なお、将来予測に関しては記事中でも言っていますが、必ずそうなるとは限りませんので、ご自身で判断をお願いいします。

 

以上、7203トヨタ自動車の銘柄分析でした。

 

いかがでしたか?当サイトでは他にも様々な投資法を紹介したり、個別銘柄の分析、実際の私の投資銘柄も公開しています。気に入っていただけたら、お気に入りへの追加、下のSNSボタンから「いいね!」をお願いします。

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