貸借対照表の見方を株式投資初心者にもわかりやすく解説

この記事では、株式投資で稼ぐ力がUPする 貸借対照表のみかたについて解説していきたいと思います。

株式投資で10年間年率20%以上を達成してきた私が、見ているポイントも書きました。

貸借対照表のみかたをマスターすれば、株式投資の勝率を格段に上げることができますよ。

実際、私が株式投資で投資している投資対象の7割は、貸借対照表のデータを元に発掘しています。

絶対にマスターしておくべき、スキルです。

貸借対照表のみかたを知らないと企業の実態価値を判断することができませんので、貸借対照表について知っておくことはとても大切です。

 

なお、私に興味のある方は、投資している銘柄&成績もこのサイトで公開していますので、よかったらそちらも見ていってください。

 

では、さっそく本題ついてお話していきたいと思います。

 

貸借対照表とは?

 

貸借対照表は、企業の資産、負債、純資産(自己資本)がどれだけあるかを表したものです。

まずは下の絵を見てください。

これは貸借対照表の大まかな概略図です。

 

 

貸借対照表では、左側に資産、右側に負債、純資産が掲載されています。

資産は、企業の持っている現金、手形、自社商品、工場、本社ビル、社用車などが資産になります。

一方、負債は、銀行からの借入金、支払手形、社債、などが負債になります。

そして、純資産は、創業者が会社を創業する際に出資した資本金、そして利益剰余金などが純資産になります。

 

そして、この左側の資産と右側の負債+純資産の合計は、金額が一致するというところがポイントです。

貸借対照表は、別名バランスシートととも呼ばれていて、左側と右側がバランスしてるので、バランスシートと呼ばれます。

ちょっと言っている意味が分からないという方もいると思うので、具体的な例を挙げて説明しましょう。

 

ある人がラーメン屋を開こうと決意します。

今まで貯めた貯金が500万円あります。

ただこれだけでは、開業資金が足りないので、銀行から1,000万円借ります。

そうすると今手元に1,500万円あることになります。

 

これをもとに、店舗用の土地・建物を750万円、ラーメンの具材、食器など750万円買ったとします。

すると貸借対照表では、このような図になります。

 

具体例が簡単なので、どこに何が当てはまるのか簡単ですよね。

基本的には企業の貸借対照表も同じです。

多少良くわからない用語が出てくるだけです。

 

それと注目していただきたいのが、

 

資産=負債+純資産

となっていること。

ラーメン屋の例で、左側と右側が同じ金額になるというのがお分かりいただけたかと思います。

 

このように必ず左側と右側が同じ金額になるというのを覚えておいてください。

 

では、もう少し貸借対照表について詳しく掘り下げていきます。

 

貸借対照表の「資産」には何がある?

 

貸借対照表の資産の部について詳しく見ていきます。

資産には大きく分けて、2つの資産があります。

それは流動資産と固定資産です。

 

流動資産、固定資産が何かというと、

流動資産は、換金性の高い資産のこと

固定資産は、換金性の低い資産のこと

になります。

 

もう少し具体的に言うと、

流動資産は、現金、商品などの棚卸資産、受取手形などすぐに現金にできるものがあたります。

一方、固定資産は、工場、本社ビルなど、すぐに現金にできないものがあたります。

 

まずは資産には大きく分けて2つ流動資産と固定資産があるということを覚えておきましょう。

 

そして、資産の部でもう一つ重要なことがあります。

それは資産を活かして、企業は利益を出しているということです。

具体的に言うと、

資産である”工場”を活かして、ものを生産する。

資産である”手形”をもっているので、売り上げが発生する。

 

つまり貸借対照表は、損益計算書の利益に直結しているんですね

 

このように企業の資産と業績を横断的に結び付けることができると、貸借対照表の理解度がより深くなります。

 

貸借対照表の「負債」には何がある?

 

続いて貸借対照表の負債の部について詳しく見ていきます。

負債も大きく分けて、2つの負債があります。

それは流動負債と固定負債です。

覚えやすいですね。

 

流動負債、固定負債が何かというと、

流動負債は、1年以内に返済しなければならない負債

固定負債は、1年以上返済猶予がある負債

になります。

 

流動負債は短期の負債、固定負債は長期の負債と覚えていただければ大丈夫です。

 

この負債の項目は、いずれ返さなければならないお金ですから、

基本的には少なければ少ないほど良いです。

ただし、ちょっと高等な話をすると、

企業の経営効率を考えると、負債が0が望ましいかというとそうとも限りません。

実は負債があったほうが企業の経営効率は上がります。

貸借対照表を理解したうえで、このあたりも理解できると株式投資の勝率がグンと上がりますよ。

このあたりお話は以下の記事で詳しく話しています。

 

貸借対照表の「純資産」には何がある?

 

最後に貸借対照表の純資産の部について詳しく見ていきます。

貸借対照表の右下の部分です。

まず純資産について言いたいことがあるのですが、

よく有名な会計の専門家の先生たちが、本やメディアで純資産について

「純資産は、返さなくてもよいお金です」

と説明しているのですが、これは誤解を招く言い方だと思います。

たしかにその通りなのですが、

返さなくてもよいお金というと、そこにお金が実在しているかのような言い方ですが、

実際には会社はそのお金を持っていません。

 

純資産を構成するものとして、資本金、利益剰余金が挙げられますが、

先ほどのラーメン屋の例を思い出してください。

 

貯金して出資した500万円は、開業後お金として持っていたでしょうか?

あるいは”返さなくてもよいお金”として持っていたでしょうか?

 

答えはNOですね。

ラーメン屋を開業後は、土地・建物、そしてラーメンの具材・食器のためにお金を使ってしまっていますね。

 

つまり純資産は、左側の資産の何かに換えられている、ということです。

 

 

まずこの考え方をマスターしてください。

なので資本金がどれだけ多くても、現金として持っているわけではないと理解しましょう。

 

また、純資産のもう一つの大きな項目「利益剰余金」についても同じです。

利益剰余金という名前から現金のことかなと勘違いしてしまう人もいるかと思いますが、違います。

利益剰余金はこれまで利益をどれだけ積み重ねてきたか、企業の歴史を表しているに過ぎません。

なので利益剰余金≠現金と覚えておきましょう。

 

余談ですが、

たまに「利益剰余金がたくさんあるだろ!社員に還元しろ!」と、

とんちんかんなことを言っている人がいますが、

そのときは心の底で

「利剰余金は現金じゃないよ」と笑ってあげてください。

 

貸借対照表を見ると、企業の安全性、経営効率、含み資産がわかる

 

さて、ここまで貸借対照表のみかたについて勉強してきました。

あとは、これを株式投資にどう活かすかです。

貸借対照表が分かると、企業のいろいろな面がわかります。

 

貸借対照表を見てわかること

  • 企業の安全性
  • 経営効率
  • 含み資産

 

株式投資への応用の仕方は以下の記事で詳しく書いています。

どの記事も読んですぐに使える知識ばかりなので、ぜひ目を通していただきたい内容です。

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貸借対照表をマスターすると企業の実態価値をより正確に判断しやすくなります。

ぜひ貸借対照表についてこの記事を繰り返し読んで理解していただきたいと思います。

 

 

いかがでしたか?

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