ベンジャミン・グレアム流正味流動資産とは?

今回は、ベンジャミン・グレアムの正味流動資産という考え方を紹介します。

私もこの正味流動資産という考え方を使って10年の投資歴で平均年率20%以上を達成してきました。

投資で成功したいならマスター必須の考え方です。

 

ベンジャミン・グレアムとは?

ベンジャミン・グレアムは、アメリカで活躍したユダヤ系投資家です。

彼の一番の功績は「賢明なる投資家」という書籍を後世に残したことでしょう。

彼の投資家として生涯を通してのハイパフォーマンスの所以をあますことなくまとめたものが、この「賢明なる投資家」です。

そして、この本を読んで、ベンジャミン・グレアムの投資法を実行し続けて、大成功したのが世界一の投資家ウォーレン・バフェットとその共同経営者チャーリー・マンガーです。

これ以外のベンジャミン・グレアムの門下生も、例外なくハイパフォーマンスを達成し続けています。複利ベースで平均年率20%以上を達成しています。

 

さて「賢明なる投資家」にはどんなことが書いてあったのかワクワクしてきますね。

 

本の内容を一言で言ってしまうと、そしてウォーレン・バフェットをはじめとする門下生の投資法の共通の特徴を言うと、「価値に対して割安なものに投資する」にまとめることができると思います。

 

なぜ、ベンジャミン・グレアムは価値を重視したのでしょうか?

それは「賢明なる投資家」の中でこう語っています。

 

彼は1930年前後の世界大恐慌を経験しました。

そのとき、数年前までつけていた株価がたった一瞬で1/100になるのを目の当たりにしました。

そのとき株価の何を信じればいいのだろうと本気で悩んだそうです。

当然ですよね。私たちは世界大恐慌を経験していないので、その暴落ぶりは考えるだけぞっとします。

彼はそのとき将来の収益が期待されている株には、その株価は資産価値以上に「のれん価格」がついていることを見つけました。

そしてこの「のれん価格」は人々の心理で変わりやすく、頼りにならないと考えました。

そこで彼はもっと信頼に足るもの、その株が持つ現在の1株当たりの価値を頼りにすることにしました。

そして、その価値は簿価によるものでなければならないと考えました。

さらに、簿価の中でももっと厳格な見える価値つまり正味流動資産という価値を頼りにすべきだと考えました。

この正味流動資産という考え方が、ベンジャミン・グレアムそしてウォーレン・バフェットの成功の共通の価値観です。

 

正味流動資産とは?

正味流動資産とは、一言でいうと、流動資産から全負債を差し引いた額を正味流動資産といいます。

財務諸表を読める方なら、この一言で理解できると思いますが、よくわからないという方に以下で解説します。この説明で理解できた方は飛ばしていただいて大丈夫です。

ちなみに僕は以前こんな記事を書きました。

よくわからないという方は努力が足りないかもしれませんよ。

 

では、

財務諸表、つまり会社のお金の成績表ですが、これの一つに貸借対照表というのがあります。

貸借対照表は、その会社の資産状況を表したデータです。

貸借対照表は、下の図のように、右側と左側に分かれていて、

左側の流動資産+固定資産 = 右側の負債+株主資本

になるようになっています。

それぞれの項目は大体以下のイメージでいいです。

流動資産:換金性の高い資産

固定資産:工場やビルなどすぐに売る可能性のない資産

負債:借金

株主資本:株主の出資金+今までの利益の積み重ねの額

 

 

で、ベンジャミン・グレアムはこの流動資産から負債を引いた額を正味流動資産といっています。

 

経験則:上場株式には正味流動資産が0の会社がけっこう多い

 

正味流動資産という考え方はある程度理解いただけたかと思います。

あとはいろいろな企業の貸借対照表を見ていただきたいのですが、

僕の経験則上、案外この正味流動資産がプラスになる企業少ないです。

 

つまり、ベンジャミン・グレアムに言わせると、価値のない株で、(人々の希望とかで構成された)のれん価格だけで株価が推移している、ということになりますね。

 

なので、探すのに苦労すると思いますが根気よく探しましょう^^;

 

正味流動資産と時価総額を比べる

 

さてここから本題です。

ここが成功のポイントです。

 

正味流動資産を算出することができたら、それをその会社の株価の時価総額と比較しましょう。

 

このとき正味流動資産と時価総額が同じなら、その会社は株価が価値以下で買える状態であるということを意味しています。

 

この意味するところは、スリム化された資産と同価格で会社を買えるということです。

つまり正味流動資産と同じ価格で買えれば、固定資産と事業が無料でついてくるということです。

 

ここで

「あ~なるほど!これ合理的だな。」

と感じる人と、

「いや、意味がわからない。会社を買収するわけでもないのに。」

と感じる人がいると思います。

あのウォーレン・バフェットも世の中にはこのように感じる2パターンの人間がいると言っていて、

下のパターンの人間には何を言っても無駄だと言っています。

逆に上のパターンの人は、1回聞いただけでこの合理的な手法を瞬時に理解すると言っています。

 

私も基本的には同意ですが、ただ会計の知識とかがないとなかなかイメージしにくいのかなと思っています。

余談ですが、株式投資で儲けるには時価総額でモノを考えることが第1歩かなって思ってます。株価ばかり見ている人は木ばかり見ていて、森を見ていない気がします。

 

興味のある方、詳しく勉強してみたいという方は、実際に本を購入されることをおすすめします。

下記リンクから購入できます。上下2巻で、各4000円近くしますが、”価値”以上です。

 

 

まとめ

  • ベンジャミン・グレアムは、世界大恐慌で、価値に注目した投資をすべきと悟った。
  • 価値とは目に見えるもの=正味流動資産で測るべきだと考えた。
  • 正味流動資産と同額の時価総額なら価値以下で株を変えることになる。

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