配当について【配当の基本を1から丁寧に解説】

この記事は、

☑配当とは?
☑投資における配当の考え方
☑高配当株を選ぶ際の注意点

を解説しています。

 

配当とは、企業の利益の分け前

配当 企業の利益の1部

 

配当とは、企業の利益の分け前です。

企業は事業をやっていると売り上げを上げ、そこから利益を生み出します。株式会社の場合はその会社は株主のものなので、利益も株主のものです。会社が1年かけて出した儲けを持っている株式数に応じて分配したものが配当になります。

 

しかし、利益をすべて株主に渡してしまうと、その会社の将来への投資のための原資がなくなってしまいます。そのため、会社が成長するために、会社にもある程度お金を残しておかなければなりません。配当は、そうした将来の成長のためのお金を差し引いた残りのお金を分配したものになります。イメージとしては以下のような感じです。

 

投資家は配当利回りを見よう!

 

配当は、将来のための投資のために会社に取っておく分と投資家に還元する分とに分けられると説明しました。でも、投資家としては、会社の成長という目に見えないものより、自分の手元にやってくるお金が多いほうがいいですよね。そこで投資家として見るべき指標は、配当利回りです。

 

配当利回りは、投資した元本に対してどのくらい配当がもらえるのかを表したものです。銀行の定期預金でいう利率のようなものをイメージしてもらえればいいです。したがって配当利回りは、高いほうが魅力が高くなります。

 

ちなみに配当利回りは以下の計算式で求めることができます。

 

配当利回り = 配当額 ÷ 株価

 

この配当利回りが高い株に投資する投資手法のことを高配当株投資と呼びます。

高配当株投資は、投資初心者の方から上級者まで幅広く受け入れられている投資手法で、当サイトでもおすすめできる投資方法です。

 

一般的に、高配当株投資を採用する場合は、配当利回りが5%以上の会社を選ぶと良いと思います。

 

配当性向について

 

ついでに配当性向という言葉について解説しておきます。配当性向とは、利益のうち配当にどれだけの割合で割り振っているかを表したものになります。

 

例えば、利益100の会社が、配当として30、会社の取り分として70だとしたら、配当性向は30%ということになります。

 

一般的な会社は、配当性向は30%程度になりますので、目安として覚えておくと良いと思います。

 

増配企業を選ぼう!

 

まずは、こちらのグラフを見てください。

 

 

これは東証1部上場企業の1社当たりの平均配当額の推移です。
グラフを見ていただくと、企業が出す配当額が2011年より増え続けていることがわかります(2011年は1社あたり30億円を配当として出していたが、2018年には60億円近い金額を配当として出している)。これは何を意味するかというと、株を持ちづけていたら、株価の上昇がなくても配当が増えたことにより、株式からの収入が増えたということを意味しています。

例えば、100万円を投資して、初年度は配当額が5万円だったのが、次年度は6万円、その次の年は7万円にといった形で配当が増えていったことを意味します。
このように配当を前年より増やすことを増配と呼びます。


このように配当を毎年増やしていく会社の株を買えば、株価が上昇しなくても配当による収入が年々増えるので、まさに不労所得となります(こういった株を選びたいですね)。

 

減配企業は避けよう!

 

では、逆に配当が減ってしまった場合は何というかというと「減配」と呼びます。

 

配当は利益の一部と言いましたので、利益が減れば当然その取り分である配当も減ります。

 

減配企業はこのように業績が悪化していることが多いので、高配当株投資をしている場合は避けたほうが良いと思います。

 

おすすめの投資方法

 

以上のような観点から、現在の株価が配当利回りから見て魅力的で(配当利回り5%以上)、過去の実績で増配している企業を選ぶと良いでしょう。

 

 

高配当株投資の注意点

株 資産半減

 

ここで高配当株投資の注意点についてお話しします。

高配当株投資は優れた投資法ですが、落とし穴もありますので注意が必要です。

 

その注意点とは、潜在的に減配する可能性のある会社へ投資することです。

 

企業がたくさん配当を出しているとき=高配当のときは利益がたくさん出ているとき、つまり景気の良い時のピークであることが多いです。このような場合、景気が悪くなり始めると、利益も下がり始めるので、配当も減額となる可能性があります。今が景気の波のどの位置いるのかを判別できないと思わぬ落とし穴にはまってしまいます。

 

具体例で紹介したいと思います。

自動車業界というのは好不況の波を受けやすいのは想像しやすいですよね。景気の良いときは、ボーナスも出るので、車を買うため自動車業界も潤いますが、景気が悪い時は車を買おうとする人はあまりいません。

 

日産自動車(7201)を例に見てみましょう。
下の表に過去の配当額を一覧にまとめてみました。

年度 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18
配当額 34 40 11 0 10 20 25 30 33 42 48 53 57

 

08年のときはリーマンショックで景気が悪い時でしたね。また09年もそれを引きづって景気が後退したときでした。06年と比べると大幅に減配していることがわかります。このように景気が悪くなると潜在的に減配する可能性があるということに注意が必要です。

 

さらに下記は、06年から09年の日産自動車の株価チャートです。

ご覧の通り06、07年に投資した人は、減配とそれに伴う株価下落でダブルパンチとなってしまいました。

安易に高配当株を選んでしまうと失敗してしまうということがおわかりいただけたかと思います。

では、どのような基準で高配当株を選べばいいのでしょうか?

 

高配当株はこの基準に合格してるか見よう!

配当 株 選び方

 

基準1.不景気のときでも減配した実績がない

配当に着目した投資であれば、不景気や天災など企業にとって悪環境のときであっても配当を出し続けた実績があるのかを調べましょう。

 

花王やNTTなど増配し続けている企業はたしかにあります。過去の不景気の時に配当をきちんと出していた企業は、次の不景気が来た時も配当をきちんと出す可能性が高いので、高配当株投資として投資対象をクリアしていると思います。

 

とくに景気の波に左右されやすい、自動車、半導体、鉄鋼、紙、などの業界は業績が急転し減配になるリスクが高いので、配当目的の投資には不向きです。

 

基準2.配当性向が高すぎない

配当性向とは、利益のうちのどの程度を配当にまわしているかを表したものでしたね。

 

配当性向が高すぎるということは、つまり利益のうち配当にまわす金額が(会社に残しておく金額より)多いということ。業績の悪化で資金に余裕がなくなると、配当にまわすことができなくなり減配ということがあります。配当性向が高すぎるのも減配のリスクが大きくなるので注意が必要です。

一般的に配当性向が50%以下なら「買い」と判断してもよいとされています。

 

3.自己資本比率が高い

自己資本とは、企業が持っている全ての資産(総資産)のうち返済する必要がないお金のことです。自己資本比率とは、総資産のうちの自己資本の割合がどれくらいかを表したものです。

 

自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資産

 

 

会社が他人から借りている借金が多いと、総資産のうち他人資本が高くなるので、自己資本比率は低くなります。企業は借金がある場合は、まず借金の返済をしないといけないので、投資家としての最終的な取り分の配当は少なくなります。つまり自己資本比率の低い会社ほど配当が少なくなりがちで、減配するリスクが高くなります。

 

ですから、借金の少ない自己資本の比率が高いところに投資しておけば、「借金を返済したのでお金がない!」というようなことが起きにくく、減配のリスクを抑えることができます。ぜひ自己資本比率の高いところに投資しましょう。

 

まとめ

 

今回は、配当の基本について解説しました。高配当で増配している会社を選んで投資する手法も合わせて紹介しました。その際注意点も紹介したので、投資する際はそこに気を付けて投資すると良いと思います。

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