【解説】ゆうちょ銀行の株は買ってもいい?今の株価ってどう?

悩んでいる人
ゆうちょ銀行は配当利回りは高くて魅力的だけど、買っていいの?できれば株価の分析やってほしい。

 

こんな悩みを解決します。

本記事の信頼性
かぶタウン
かぶタウン
投資家(歴10年以上)
平均成績:年利20%(複利ベース)
資産額:8桁
年間投資収益は一般的なサラリーマンの年収より多い状態
かぶタウン(@kabutown
この記事を書いている私は、株式投資歴10年以上です。
平均成績は年利20%で、現在の資産額は8桁ほど。
年間投資収益は一般的なサラリーマンの年収より稼いでいる状態です。

この記事では、高配当株で人気なゆうちょ銀行について株式投資の初心者でもわかるように株価分析していきます。

 

私は実際に投資先の会社を見る際は、このような感じで見ていて投資成果をあげてきました。

 

本記事を読むと、会社分析のやりかたがわかり、どのように株式投資に生かせばいいかわかりますよ。

 

ゆうちょ銀行の株価は5年間で半分に減少!

 

ゆうちょ銀行の株価についておさらいをしておきましょう。

 

ゆうちょ銀行の株価は、2015年11月に新規上場し、初値1,680円をつけた後、執筆現在2020年5月で約880円にまで減少しています。
つまり2015年11月にゆうちょ銀行に投資した人は現在までに資産が半分に減ってしまったということになります。

 

では、なぜゆうちょ銀行の株価がここまで減少してしまったのでしょうか?

 

本題に行く前になぜゆうちょの株を2015年11月時点で買ってしまった人がいたのか?というところを僕なりに推察してみたいと思います。

 

高値でゆうちょ銀行の株を買った人の買いの理由

 

ゆうちょ銀行の株を買う理由は大きく2つあると思います。

  1. 身近な会社であり、良く知っている。
  2. 元国営で大企業なので業績が安定してそう。

 

おそらくゆうちょ銀行の株を買う人はこういう理由で買う人が多いと思います。

それぞれ詳しく解説しています。

 

①身近な会社であり、良く知っている

まず、「身近な会社であり、良く知っている」ですが、日本人なら知らない人はいない誰でも知っている会社だと思います。

 

個人投資家のほとんどが有名な大企業を投資先として選んでおり、その選定基準が良く知ってるからというのは珍しい話ではないと思います。

 

2020年時点の僕から見たら高すぎる株価でも当時1.4%の配当利回りがあり、現在の株価では約5.6%の配当利回りがあります。

 

ここまでの高配当はそうそう日本株になく、配当だけに目を捕らわれてしまうとすごく魅力的に映ってしまうと思います。

 

そして雑誌などでもたびたび取り上げられているので、なじみの深い会社だと思います。

 

そうした身近さ魅力を感じて買った人が多いのではないでしょうか?

 

②元国営で大企業なので業績が安定してそう

元国営というのは信頼性や安定感という意味で、ほかの民間企業とは数字以上の意味を持っていると思います。

 

事実日本で最大の預金額を保有しており、安定感という意味では揺るぎないように見えます。

 

しかし、実態は企業収益の9割を資産運用に偏っていて、相場次第で一転赤字に転落する可能性も0でない投機的な事業です。

 

とはいえ、ここ5年は株式、債券相場ともにそこまでの暴落はなく、事業環境としては悪くなく、経常収益も安定していました。

 

しかし、なぜ株価は半値になるほどここまで大きく反応したのでしょうか?

 

その理由として株価が会社の価値より大きく評価されていたことが原因だと考えます。

 

この主張の根底に僕の持論として、株価は会社の価値によって決まるべきであり、配当や安定性といった定性面で決まるべきではないという持論があります。

 

会社の価値とは会社の収益であり資産であります。

 

特にこのような大きな優良企業ではどちらもバランスよく見る必要があります。

 

高値時の株価と収益、資産を比較

 

2015年高値時の株価は1,800円でした。

当時の1株益は86円、次期予想は80円で、PER実績は20倍、予想PERは22.5倍でした。

そして当時の1株当たりの資産は3,069円となっていますので、PBRは0.5倍となっています。

 

収益面で過大評価されている

 

ゆうちょ銀行の2015年時点の対株価の指標を整理すると、PER20倍、PBR0.5倍になります。

 

この時点ではこのときの株価が割高か割安か判断がつきません。

 

収益面でPER20倍という水準は、ゆうちょ銀行のような大型優良株に許される水準ではなく、もっと時価総額の小さな小型の業績が急成長している企業にのみ許される水準です。しかし、PBRで見ると1倍以下で割安そうなので、資産の内訳を精査して判断する必要があります。

 

資産の質も悪かった

2015年期の貸借対照表を確認すると、以下のようになっていました。

 

 

現金:45兆
金銭の信託:3.5兆
有価証券:144兆
貸出金:2.5兆
負債:195兆

 

 

私が着目したのは同社の流動資産で、上記に主な流動資産と負債の総額を記載しています。

 

 

規模が大きいので、すごそうに見えますが、実は負債に依存した危険なバランスシートです。

 

ゆうちょ銀行の資産である現金、金銭の信託、有価証券、貸出金を合計すると現金+金銭の信託+有価証券+貸出金)、195兆円になりますが、負債の195兆円を差し引くと実は実質1円も持っていないことになります。

 

ゆうちょ銀行には固定資産などのこれ以外の資産も持っているため、1株当たりの資産3,069円ではそれなりにあるように見えますが実はバランスシートが拡大しているだけで、1文無しと言えます。(個人レベルで考えて見てください。例えば、貯金0円だった人が借金して1000万円が預金通帳に振り込まれたとしても、その人が資産1000万円持っているとはだれも思わないでしょう)

 

さらにゆうちょ銀行は金融業なので、固定資産を持つより流動資産をもってなんぼの商売ですので、資産の内訳はかなり良くない状態でした。

 

 

したがって、2015年当時の株価は割高な株価と結論付けることができます。

 

ゆうちょ銀行の高すぎた株価は適正水準に戻りつつある

 

その後、ゆうちょ銀行の株価は高すぎる水準の2015年から現在にかけて半値の株価まで下がり続けました。

 

これは当然のことで、株価が企業価値とフェアバリューの水準まで戻ってきたというだけのことです。

 

現在の株価はかなり良い

 

現在の株価を分析してみましょう。

ゆうちょ銀行の2020年5月の株価は880円となっています。

 

配当利回りで言うと約5.5%です。

 

一方、会社価値である1株当たりの利益に着目してみると、1株当たりの利益は53円予想となっています(前年実績は72円)。

PERでいうと16倍(実績は12倍)です。

 

ただし、2020年の場合、金融市場に大きな暴落が起きており、収益のみで判断するのは非常に危険です。

資産価値により比重を置いた会社価値判断が良さそうです。

 

1株当たりの資産は2,398円となっていて、PBRは0.3倍です。

例のごとく、貸借対照表の内訳を確認してみると、

 

現金:51兆
金銭の信託:4.5兆
有価証券:144.7兆
貸出金:4.9兆
負債:201兆

 

となっています。

 

現金、金銭の信託、有価証券、貸出金を合計すると(現金+金銭の信託+有価証券+貸出金)、205.1兆円となり、負債の201兆円を差し引くと4.1兆円となります。

 

これだけでも2015年のバランスシートより改善されていることがわかります。さらに株価は安くなっているのですから投資妙味がありそうです。

 

詳しく見ていくと、ゆうちょ銀行の時価総額は3.9兆円となっていて、ほぼ4.1兆円と等価です。

現在の株価は流動資産に裏打ちされた堅実な株価水準と言えると判断できます。

 

かぶタウン
少し難しいかの~。まあそういうもんだと思ってくれ~

繰り返しになりますが、金融業である以上流動資産が非常に重要になりますので、その意味で現在の株価水準は会社価値とかなりほぼ等価の水準と考えます。

 

ゆうちょ銀行の理論株価

 

では、ゆうちょ銀行の理論株価はどれぐらいかというと、GMOクリック証券の財務分析ツールが参考になります。

 

この財務分析ツールでは、企業ごとの理論株価を事業価値・資産価値から算出しています。

 

ちょうど私と同じような分析方法で理論株価を算出しています。

 

GMOクリック証券によると、ゆうちょ銀行の理論株価は以下のようになっています。

 

理論株価=835円となっていますね。

先ほどの私の結論と大体同じですね。ほぼ会社価値と等価です。

 

GMOクリック証券より

 

この数字は非常に参考になるので、皆さんも参考にしてくださいね。

 

GMOクリック証券では、このように全ての企業の理論株価を見ることができるのでおすすめの証券会社です。

 

クリックして公式サイトへ↓



まとめ

 

・ゆうちょ銀行の株価は会社価値と比較すると高すぎた

・そのため株価は適正水準へと下がり始めた

・安定性・良く知ってるというだけに着目して投資すると失敗する良い例

・PER、PBRといった基本的な指標を大切にすること

・ゆうちょ銀行の配当利回りは良く、会社価値とほぼ等価の株価である

 

今回は以上になります。

 

当サイトでは他にも様々な投資法を紹介したり、個別銘柄の分析、実際の私の投資銘柄も公開しています。

 

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