10年間年率20%以上の私が銘柄分析 【7182ゆうちょ銀行】

銘柄分析レポート【7182ゆうちょ銀行】

今回は7182ゆうちょ銀行の分析を行いました。含み資産として有価証券をたくさん持っている同社の投資する価値があるのか調べてみました。

 

何の会社?

ゆうちょ銀行は言わずと知れた、ゆうちょ銀行を運営する会社です。預貯金額は国内最大で、国民のお金をもっとも預かっている金融機関です。近年は、金利低下に伴い経営環境が悪化しており、今年2019年に入ってからは景気悪化に入っていることからも経営環境はますます悪化しているというような状態です。それにつられる形で株価もかなり低迷していて、株価指標面では割安感が出てきたため、本当に割安で買いなのか、それとも本当に経営悪化で手を出さないほうが良いのか、調査していきたいと思います。

業績は?

過去3年の業績は以下のようになっています。

(百万円) 17.3 18.3 19.3
売り上げ 1,897,281 2,044,940 1,845,413
経常利益 442,085 499,654 373,978
純利益 312,264 352,775 266,189

大体2兆円前後の売り上げで、純利益は3000億円前後といったところでしょうか。

先ほど申し上げた通り、経営環境は厳しいものの赤字経営はしていなく、経常利益率は20%を超えています。

将来金利がさらに低下すれば、もっと厳しくなると思いますが、現在では厳しいと言われつつもしっかりと業績を積み上げています。将来の金利動向については予測が難しいですから、まずは現時点での業績は及第点をあげてもいいのではないでしょうか。

資産は?

それでは同社がどれほどの資産があるのか資産面を見ていきましょう。

今回は金融機関を取り扱っていますので、当然換金性の高い流動資産は、一般的な企業より多くなります。しかし、いつも通り流動資産と負債を比べて、正味流動資産がどれほどあるのか確認していくことにしましょう。

資産のうち換金性の高い資産は以下のものを持っていました。

現金、コールローン、買現先勘定、買入金銭債権、・・・・。

読むのがめんどくなってしまうので、合計の流動資産の額をお伝えしますね。

詳細に興味のある方は、同社のIRから確認してみてください。

流動資産の合計は、以下の額となりました。

 

206兆2692億円

 

では、負債の合計はいくらでしょうか。負債の合計は、以下の額でした。

197兆6117億円

 

流動資産の合計から負債の合計をすべて差し引くと正味で

8兆6575億円

の換金性の高い資産を持っていることがわかりました。

 

 

現在の時価総額は5兆175億円となっています。

 

正味流動資産と現在の時価総額を比べると、正味流動資産の約60%の価格という計算になります。

 

つまり、5兆175億円かけて買収すれば8兆6575億円の資産が手に入り、毎年3000億円の利益が出るビジネスが手に入ることになります。

私は企業の株を買うとき、企業の全部を買収するときも少しの株を買うときも企業の所有権を買うという意味では同じだと思って買いますので、すべて買収することはできませんが、すべて買収した時と同じロジックで株を買います。

ですので、私は同社に投資をするのは良いと判断しました。

 

さらに同社は現在配当利回りが4.4%と高い水準です。

配当をもらいながら、株価が資産価格に是正されるのを待つ戦略がよいと思います。

 

以上、7182ゆうちょ銀行の銘柄分析でした。

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