【解説】JTの配当利回りは信じていい?今の株価ってどう?

悩んでいる人
JTは配当利回りはすごく高いけど、本当に信じていいの?できれば株価の分析やってほしい。

 

こんな悩みを解決します。

本記事の信頼性
かぶタウン
かぶタウン
投資家(歴10年以上)
平均成績:年利20%(複利ベース)
資産額:8桁
年間投資収益は一般的なサラリーマンの年収より多い状態
かぶタウン(@kabutown
この記事を書いている私は、株式投資歴10年以上です。
平均成績は年利20%で、現在の資産額は8桁ほど。
年間投資収益は一般的なサラリーマンの年収より稼いでいる状態です。

この記事では、高配当株で人気なJTについて株式投資の初心者でもわかるように株価分析していきます。

 

私は実際に投資先の会社を見る際は、このような感じで見ていて投資成果をあげてきました。

 

本記事を読むと、会社分析のやりかたがわかり、どのように株式投資に生かせばいいかわかりますよ。

 

JTの株価は4年間で半分以上に減少!

 

JTの株価についておさらいをしておきましょう。

 

JTの株価は、2016年4月に高値4,800円をつけた後、執筆現在2020年4月で約2,000円にまで減少しています。
つまり2016年4月にJTに投資した人は現在までに資産が半分以上に減ってしまったということになります。

 

では、なぜJTの株価がここまで減少してしまったのでしょうか?

 

本題に行く前になぜJTの株を2020年4月時点で買ってしまった人がいたのか?というところを僕なりに推察してみたいと思います。

 

高値でJTの株を買った人の買いの理由

 

JTの株を買う理由は大きく2つあると思います。

  1. 高配当株で、株主優待が魅力的である。
  2. 業績が安定している。

 

おそらくJTの株を買う人はこういう理由で買う人が多いと思います。

それぞれ詳しく解説しています。

 

①高配当株で株主優待が魅力的

まず、「高配当株で株主優待が魅力的」ですが、雑誌などで安定して配当を出していて日本の上場企業でも高配当株として有名だと思います。

 

2020年時点の僕から見たら高すぎる株価でも2.7%の配当利回りがあり、現在の株価では約8%の配当利回りがあります。

 

ここまでの高配当は日本株になく、配当だけに目を捕らわれてしまうとすごく魅力的に映ってしまうと思います。

 

そしてJTの株主優待も多くの優待マニアから人気でいろいろな記事が出回るほど人気です。

 

そうした配当や株主優待に魅力を感じて買った人が多いのではないでしょうか?

 

②業績が安定している

JTの業績は非常に安定しています。

 

日本では専売のたばこを事業の核として持っています。安定した需要があり、海外進出などにより成長性も期待できる会社です。

 

一般的にあまり世間受けしない業種ではありますが、事業モデルとしては非常に優れていると思います。

 

17年度の決算では前年比で10%ほどの減益となりましたが、赤字になるような不安定な会社ではなく安定した会社だと思います。

 

しかし、なぜ10%の減益で株価は半値になるほどここまで大きく反応したのでしょうか?

 

その理由として株価が会社の価値より大きく評価されていたことが原因だと考えます。

 

この主張の根底に僕の持論として、株価は会社の価値によって決まるべきであり、配当や優待の魅力度で決まるべきではないという持論があります。

 

会社の価値とは会社の収益であり資産であります。

 

特にこのような大きな優良企業ではどちらもバランスよく見る必要があります。

 

高値時の株価と収益、資産を比較

 

2016年高値時の株価は4,800円でした。

当時の1株益は270円、17年予想は222円で、PER実績は17倍、予想PERは21.6倍でした。

そして当時の1株当たりの資産は1,369円となっていますので、PBRは3.5倍となっています。

 

PER21倍、PBR3倍の株価水準は小型の急成長株並み

 

JTの2016年4月時点の対株価の指標を整理すると、PER21倍、PBR3.5倍になります。

 

この水準は私からすると、会社の収益、資産両面から見て株価は割高すぎです。

 

PER21倍、PBR3.5倍という水準は、JTのような大型優良株に許される水準ではなく、もっと時価総額の小さな小型の業績が急成長している企業にのみ許される水準です。
このような一般的な株の種類ごとのPER、PBRの水準を知らないと一律で、PERが高い、安いという判断になったり、割高か割安か判断できないということになります。

 

そして、配当利回りが良い、株主優待が素敵といった言葉に踊らされて高値掴みをしてしまうのです。

 

ですから、株価を判断するときは会社の価値、収益と資産の両面から判断する必要があります。

 

JTの高すぎた株価は適正水準に戻りつつある

 

その後、JTの株価は高すぎる水準の2016年から現在にかけて半値以下の株価まで下がり続けました。

 

これは当然のことで、株価が企業価値とフェアバリューの水準まで戻ってきたというだけのことです。

 

JTの配当の実現性は限りなく危うい

 

JTの2020年配当予定額は154円となっています。

 

配当利回りで言うと約8%です。

 

一方、会社価値である1株当たりの利益に着目してみると、1株当たりの利益は171円予想となっています(前年実績は196円)。

 

そもそも配当とは、企業側が企業の利益の一部を株主に対し支払うものです。

 

一般的に利益の30%を配当で支払うというのが通例です。

 

しかし、JTはというと、154円÷171円=90%を配当として支払うと言っています。

 

これは30%を大きく超える数値で、利益のほとんどを配当として出しますよと言っているようなものです。

 

しかし、現実的には企業経営をしていくうえで、利益の使い道として将来のための投資も必要ですし、財務健全性を保つためにも内部留保が必要です。

 

そのため、この配当額がかなり非現実的な数字だと言わざるを得ません。

 

おそらく減配(配当額の減額)になる可能性が高いと予想しています。

 

したがって、配当利回りが目的に投資していた人にとって裏切られる可能性が高いと感じています。

 

JTの理論株価

 

では、JTの理論株価はどれぐらいかというと、GMOクリック証券の財務分析ツールが参考になります。

 

この財務分析ツールでは、企業ごとの理論株価を事業価値・資産価値から算出しています。

 

ちょうど私と同じような分析方法で理論株価を算出しています。

 

GMOクリック証券によると、JTの理論株価は以下のようになっています。

 

理論株価=2,387円となっていますね。

 

GMOクリック証券財務分析ツールより

 

この数字は非常に参考になるので、皆さんも参考にしてくださいね。

 

GMOクリック証券では、このように全ての企業の理論株価を見ることができるのでおすすめの証券会社です。

 

クリックして公式サイトへ↓



まとめ

 

・JTの株価は会社価値と比較すると高すぎた

・そのため株価は適正水準へと下がり始めた

・配当、株主優待だけに着目して投資すると失敗する良い例

・PER、PBRといった基本的な指標を大切にすること

・JTの配当実現性はかなり低い(配当目当ての人はご注意を)

 

今回は以上になります。

 

当サイトでは他にも様々な投資法を紹介したり、個別銘柄の分析、実際の私の投資銘柄も公開しています。

 

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