【株式投資】本当にやばいの?日産1万人のリストラと利益9割減

先日発表された、日産自動車が前期比で営業利益が9割も減少したこと、

それにつられて1万人を超える規模でリストラを行うと発表したことについて、

株式投資をする投資家の目線で本当にやばいのか分析してみたいと思います。

 

公式発表内容

 

まずは日産自動車から発表された公式内容を整理していきましょう。

  FY18 1Q FY19 1Q 増減率
売上 27,166 23,724 -12.7%
営業利益 1,091 16 -98.5%
純利益 1,604 64 -94.5%

 

売上は10%減、営業利益は90%減となっていますね。

業績は一転して悪化しています。

 

この業績の結果、業務改革策としてリストラを敢行しようとしています。

具体的には、

2019年度中に6400人超のリストラ、2022年度までにさらに6100人超のリストラで、計12,500人のリストラを予定しています。

 

では、なぜここまでここまで悪くなってしまったのでしょうか?

ここから私なりの分析をしていきたいと思います。

 

日産の事業モデル→薄利多売

 

日産がここまで営業利益が落ち込んだのは薄利多売のビジネスモデルが生んだものだと思います。

自動車メーカー各社の営業利益率

まずは自動車メーカー各社の営業利益率を見てください。

いずれも2019年3月に発表した決算内容を比較したものです。

トヨタ 8.1%
日産 2.7%
ホンダ 4.5%
スバル 6.1%
マツダ 2.3%
三菱自動車 4.4%

 

これを見ていただければ一目瞭然ですが、日産はマツダに次いで低い営業利益率となっています。

つまり売上をあげてもそこから得られる利益はすごく低い=薄利多売のビジネスモデルということが分かると思います。

 

営業利益率が低いと赤字になりやすい

 

すこし難しい話をします。

企業というのは、売り上げが上がろうとなかろうと必ずかかる費用があります。

それが固定費と呼ばれるものです。

そして売り上げに応じて生じる費用のことを変動費といいます。

費用には大きく分けてこの2つがあるわけですが、

営業利益率が低いということは費用が多くかかっているということを意味します。

つまり固定費、変動費が高いわけですね。

 

先ほど固定費は売り上げに関係なしにかかる費用、変動費は売り上げに比例してかかる費用といいました。

固定費が高いと、売り上げが減少した際にすぐに損益分岐点に達してしまうわけです。

 

 

つまり今回日産自動車は売り上げ10%減に対し、営業利益が90%も減少してしまったというわけです。

4、5年は厳しい環境だと予想

一般的に自動車業界は、5年くらいの好景気の後は5年くらい販売台数も沈みます。

世界的に2012年ころから経済が回復し、2018年くらいに株価が天井を付けましたから、あと4,5年は厳しい環境が続くのではないかと予想されます。

株式投資をやる方は、自動車業界の会社に投資するときは景気の循環にうまく乗ることが大切です。

あの年率27%を達成したファンドマネージャーのピーター・リンチ氏も自動車業界は保有し続けても得られるものは少ない、景気の波にうまく乗ることが大切だと述べています。

彼の投資法は著作で明らかにされています。

興味のある方は下記リンクからどうぞ。

ちなみに僕は2冊とも読みました。どちらの本も読んでよかったと思います。

 

 

日産は終わったとか言ってる人は根拠なし

 

さて日産からこのような発表があった後、ネット上ではいろいろな意見が出ていました。

よく見られたのが日産は終わった、日産はオワコンなどと言った意見です。

ただ煽ってるだけなのかもしれませんが、私から見るととても疑問に思います。

なぜか?

  1. 自動車業界は好景気は業績が良いが、悪くなると急激に業績も悪化する特徴があるから
  2. 将来の収益予想は難しいから

 

先ほども言った通り、自動車業界は景気の波で大きく業績が変動します。

だから日産も例外ではなく、今回のような業績悪化になったというわけです。

 

2つ目は将来の収益予想は難しいということです。

日産は終わったと騒いでいる人は将来も永遠にこのような収益になることを前提で騒いでいるような気がします。どこまで落ち込むかはわかりませんので、1期だけで騒ぐのはどうかと思います。

逆に投資家はこのような人たちからの狼狽売りで安値を付けたら投資チャンスが出てくるかもしれません。

 

高配当に注目して投資していた人は大やけど

 

日産自動車は高配当で有名でしたよね。配当利回りも5%を超えるような銘柄でした。

雑誌などの高配当特集でもよく見られました。

しかし、僕はこの高配当に注目した投資は危険ですよと警鐘していました。

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詳しくは上記の記事を見ていただきたいのですが、

名指しで日産自動車の高配当は危険だと言っていました。

予言したわけではないですけど当たっちゃいました^^;

おそらく日産はこれから減配を発表すると予想されますので、株価はさらに落ち込むと予想されます。

 

まとめ

 

☑日産自動車の減収減益は、薄利多売のビジネスモデルが生んだもの。

☑投資家目線でいうと、今後投資チャンスが出てくるかもしれない。

☑配当で投資すると痛い目に合う。

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