シノケングループ購入から売却までの経緯を解説 投資収益14.5%

先日私は保有株の1つであったシノケングループを売却しました。その結果本銘柄からあがった投資収益は14.5%という結果になりました。2018年11月末に購入し、2019年9月末に売却しましたので、保有期間としては10か月ということになります。10か月で14.5%ですからまずまずの投資成果だったと思っています。

 

今回は、シノケングループの株を購入するに至ったところから売却するまでの経緯を詳しくお話ししたいと思います。

 

シノケン購入の経緯

 

シノケングループはどんな会社かというと、サラリーマン向けに投資用マンションを販売する会社で、サラリーマンの給与所得以外の収入をもちたいという潜在意識をうまくビジネスに転用した会社です。実際、業績のほうはこの5年ほど絶好調で大きく成長しました。株価のほうも50円ほどだった株価は2,000円近くまで上昇し、この会社に投資していた株式投資家も大いに儲けることができました。

 

実は私も不動産投資には10年以上前から興味を持っていて、当然株式投資家としてシノケングループの存在には気づいていました。実際この会社の株は株価が爆発する前に少しばかり持っていたのですが、株価が上昇してすぐに売却してしまったので、50円から2,000円に大出世した株価には満足に乗ることができませんでした。しかし、儲けさせてくれたのも事実で、頭の片隅に残っていた数少ない銘柄の一つでした。

 

そんな折、地方銀行の成長企業であったスルガ銀行とある投資用マンションを手掛ける会社に融資不正の問題が起き、不動産業界に激震が走ります。スルガ銀行とこの投資用マンションを手掛ける会社は行政処分をもらうことになり社会的信用を失ったわけですが、それに伴い同じ投資用マンションを手掛ける会社も同じような不正をしているのではないかという疑惑を持たれ株価が大暴落しました。シノケングループも例外ではなく、株価は2,000円の高値から半値近い1,000円まで暴落しました。

 

そのときのインターネット上でのシノケングループへの評判といえば笑ってしまうほどぼろくそに書かれていました。「投資用マンションを手掛ける会社はどこも不正している。どこも似たり寄ったり。」こんな意見がインターネット上だけでなく週刊誌などでもびっしりでした。しかし、シノケングループはこのような事態に黙っているわけもなく投資家向け情報IRでしっかりと否定をしています。

 

こちらが実際にIRで出された情報です。

 

IRからもかなり苦しい状況であったことが想像されます。このとき株価のほうは900円近くにまで落ちており、当時のPERで3倍、PBRも1倍割れというところまで落ちていました。しかし、当時の業績予想は売上、利益ともに微減程度でしたので、この問題が片付けば株価は回復するのでは?と考え投資することにしました。

 

シノケン保有中の出来事

 

そんな理由で2018年の11月末ぐらいに購入したのですが、今となっては買い急ぎすぎたなと感じています。というのも同じ不動産会社でまた不正が発覚し、シノケンの株価もさらに1段階ドスンと下落することになるからです。私が株を買ってから間もなく600円台後半まで株価は下げました。この下落はシノケンの決算内容が悪かったこともダブルパンチで効きました。

 

このときの不動産業界は、銀行が融資に消極化し始めたことから業績も株価同様落ち込む会社が大幅に増えました。シノケングループも私が買った時の予想では微減だったのに、買った直後の決算では売上・利益ともに20%以上の減収減益を発表しました。このときは「本当にやってくれるわ・・・。」と思いましたが、怒ってもしょうがないので冷静に現状を分析してみることにしました。

 

このとき私が考えたのは、株価が600円台後半まで下がっていたので、仮にあと3年20%の減収減益が続いても下落余地が限られているなと考えました。だからもう少し長い目で業績の推移を確認していこうと考え、保有し続けることにしました。このとき株を投げてしまった人にとっては最悪の損失となったことでしょう。

 

このときの経験から私の尊敬する投資家ピーターリンチの言葉を2つ思い出しました(少し言葉尻は違うかもしれません)。

 

一つ目は「落ちてくるナイフは落ち切ったことを確認してから拾え」。株価2,000円から落ちてくるナイフを落ち切る前に買って少し後悔しました。落ちてくるナイフを素手で拾おうとするとケガをします。

 

もうひとつ目は、「損失は株を売却した者にのみ現実となる」です。株価が暴落して最安値の600円で売却した人にとっては損失となりましたが、売らずに保有した私にとっては損失にはなりませんでした。私にとっては損失ではなくただの評価損です。

 

ピーターリンチの本はこちら↓

 

その結果、株価は徐々に反発していき、800円台まで戻ってきました。決算の減益幅が縮小してきていることも要因の一つだったかもしれません。

 

売却へ

 

シノケン保有期間中はいろいろとドラマがありましたが、ついに売却を考え始めることになります。同社から株主優待拡充、自社株買いが発表されたからです。この発表のおかげで株価は800円からPBR1倍ラインの1000円台まで一気に上昇しました。私にはこの時点で2つの選択肢がありました。一つ目はそのまま保有し続けること。もう一つは売却です。

 

最終的に売却することにしたのですが、なぜそうしたかというと一つは不動産市況はあと数年停滞するのでは?との予想があり、決算内容も上向くのはあと少し時間がかかりそうと考えたからです。シノケン以外にも不動産会社の株を保有しているので、不動産の割合を減らそうと考えたのもあります。であれば、PBR1倍まで上昇してきた今のタイミングは売りの良い機会と思え売却することに至りました。

 

個人的にはシノケングループがこれまで見せてくれた成長をもう一度起こすことができれば株価はさらに値上がるのも容易に想像できます。しかし、私は確実性をとって利益確定し、この利益と投資元本をほかの銘柄に向けることにしました。一旦ここでお別れとなりますが、良い経営者が経営する企業だと思いますので、機会があればまた検討したいなと思っています。

 

投資収益:14.5%(保有期間10か月)

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